[2016/04/17]
企業にとって4月は特別な時期です。
人事異動や、新たな期の方針が決まるなど、様々な変化が起きます。
気持ちが引き締まる思いがする方も多いことでしょう。
また、新しい社員さんが加わるのも4月の大きな出来事の1つです。
2016年4月7日、
千代田区紀尾井町にある某クライアント企業さんの新入社員さんに対して、
丸一日行うビジネスコミュニケーションのトレーニングを行いました。
テーマは、
「自分の言葉で自社の説明をする」。
入社5日目の新入社員の皆さんが、
自社の商品・サービスを簡単に説明するだけではなく、
それによって、
「お客様をどのように幸せにしているのか」
「どのような価値をもった企業なのか」
を自分の言葉で話すのです。
つまり、5日目にして、
「若いのにすごいね」
と言われるような会社案内が行えるようになる、
そのような思考&コミュニケーションのトレーニングです。
お互いの知識を出し合うだけでは浅い情報にしかならず、
先輩社員の方へ直接お話を聴きにも行きました。
具体的なお客様の声や反応を知り、
「とても良い話が聴けました!うちの会社、すごいですね!」
と意気揚々と部屋に戻ってくるときの顔が印象的でした。
「自分が本当に伝えたいこと」
「会社が本当に伝えて欲しいこと」を話す。
それがこのトレーニングの狙いでした。
現場で得る情報に勝るものはありません。
パソコンの前に座っているだけでは決して手に入りません。
そして、情報を得ると、新たな挑戦が待っています。
それは、
「相手の本当に聴きたいこと」を伝える。
ということ。
頭を悩ませながら自分の「伝えたい」ことを
相手の「聴きたい」ことに変換し、
一人一人がまだ見ぬお客さんを想像しながら、
会社案内の言葉を丁寧に生み出していきました。
実際に、トレーニングの開始段階では、
個人の知っている情報量にそれほど違いはなかったのですが、
最後の発表の段階では、三者三様の、
それでいてそれぞれの想いのこもった会社案内を伝えることができました。
発表を見に来てくださった先輩社員の方からは、
「原点に帰ろうと思って聞きにきたつもりだったが、それ以上に刺激をもらえました。
新しいことに挑戦する姿に元気をもらえました」
「今日伝えられたように、相手への思いやりを持ち続けること、
そして、その原点となる相手への感謝の気持ちを忘れないでください」
と素晴らしいコメントやアドバイスをいただけました。
新入社員さんが1日で顔つきとスタンスが劇的に変わる姿は、
本当に人の心を動かします。
先輩社員の方だけではなく、人事部の方にも、私たちさえも、
胸にこみ上げるものがありました。
これが、新入社員さんが入ることで、
「新しい風が吹く」
ということなのでしょう。
春になると、新入社員の方との出会いが多くなります。
社会人としてのスタートダッシュを実現する姿に合える日々が、
これからとても楽しみです。